本日は、大学病院のすぐ側の関連病院で当直中です。(いわゆる非常勤アルバイト)
「
東大のがん治療医が癌になって ~ああ無情の勤務医生活~」
というノンフィクションを読了しました。
著者は30代前半、東大の放射線治療科の先生です。
あまりにも多忙な勤務医生活で、心身共に限界を感じ、病院を辞された後に非常勤として勤務を始めたクリニックにて、自分のレントゲン写真を撮影。
そこに腫瘍の影を見つけ、その後、早期肺癌の手術を受けられます。
術前検索や手術の体験記もさることながら。
放射線科治療医としての勤務医生活の回顧など、現代の医療の現場にいる医師を非常に素直に表している良書でした。
また、がんに関する入門書としての側面も持っています。
かなり、お勧めです。